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レベニューオペレーション(RevOps)構築

マーケティング、インサイドセールス、営業、カスタマーサクセスなど、分断されがちなレベニュー組織を横断し、戦略・プロセス・テクノロジー・KPIを一貫して設計・実装します。

レベニューオペレーション(RevOps)構築

GTM戦略を確実に実行につなげ、収益成長の“仕組み化”を実現するオペレーションモデル構築支援

これまでマーケティング、新規営業、ポストセールス(カスタマーサクセス)といった各部門が、それぞれの戦術を個別に最適化することで成果を追求してきました。しかし、現代のBtoBビジネスにおいては、各部門が独立して動くことだけでは持続的な収益成長が阻害されてしまいます。部門横断で連携する「GTM(Go-To-Market)戦略」の一貫性、そして戦略と実行をつなげるためのオペレーションモデルの構築が、これからのAI時代において成果の再現性と収益成長を左右します。

RevOps(レベニューオペレーション)とは、持続的な収益成長を実現するためにマーケティング、インサイドセールス、営業、ポストセールス(カスタマーサクセス)といった売上を司るレベニュー組織の協業プロセスを強化し、戦略や戦術面で生産 性向上を支援する方法論であり役割です。信頼できるデータにもとづいた一貫性のある活動をレベニュー組織が実践することによって、顧客の信頼を得てビジネス成長を加速させることができます。

GTM戦略とRevOpsは一体

マーケティング・新規営業・ポストセールスの各領域がGTM戦略と整合しながら、それぞれのオペレーション(MOps、Sales Ops、CS Ops)と連動することによって、初めて戦略が実行され、成果につなげることができます。

しかしながら、実際にはこの仕組みが欠如している企業も多く、データの分断、KPIの齟齬、プロセスの不整合によって、本来得られるはずの商談機会やアップセル機会が失われる“レベニューリーク”が発生しています。“戦略はあるのに売上が伸びない”という状況を引き起こす根本要因はオペレーションモデルにあります。

エンハンプは戦略と実行をつなぐ“統合オペレーションモデル”としてのRevOpsを構築し、持続可能かつ拡張可能な収益基盤を支援します。

支援内容の例

RevOps構築において、弊社が重視するのは“実行可能性”と“収益インパクト”です。単なる業務の効率化としてのオペレーション改善ではなく、GTM戦略を収益成長に確実につなげるために不可欠な3領域をカバーしています。

■マーケティングマネジメント(マーケティング領域)
AI時代に不可欠な、キャンペーン起点のマーケティング基盤を構築
マーケティング活動のROIを最大化するには、感覚や場当たり的な施策から脱却し、“キャンペーン単位でのデータ管理と意思決定”を可能にする仕組みが必要です。
関連会社のゼロワングロースのケイパビリティを活用し、AI時代を見据えたキャンペーンデータベースの設計・実装を支援。施策ごとのターゲット、コンテンツ、配信チャネル、成果指標を体系化し、マーケティング施策の収益貢献を可視化します。この基盤により、戦略と実行のギャップを埋め、営業との連携強化はもちろん、生成AIを活用した最適化や施策自動化にも対応可能な拡張性のあるマーケティングマネジメント体制を構築します。

■パイプライン・フォーキャストマネジメント(営業領域)
現場と経営をつなぐ、“科学された予測モデル”の導入と運用
従来の営業マネジメントでは、パイプラインの質や量、進捗状況の把握が属人的・断片的で、正確な売上予測は困難でした。弊社はこの課題に対し、商談ごとの進捗状況、活動履歴、会話データ、外部要因などを統合的に分析し、客観性の高い予測を可能にするモデルの構築と運用支援を行います。また、定性的な情報と定量的なデータの両面からアプローチすることで、経営層が意思決定に必要な情報をリアルタイムで取得できる体制を構築。営業現場のパイプライン管理と経営のフォーキャスト精度を同時に引き上げ、業績着地予測の信頼性を担保します。

■ポストセールスマネジメント(カスタマーサクセス領域)
契約後の顧客接点を“サポート”にとどめず、継続的な収益源として戦略的にマネジメントすることが、今後のBtoBビジネスにおける競争力の源泉となります。弊社では、顧客のライフサイクルに応じた指標とアクションプランを設計し、アップセル・クロスセル・解約防止を支えるオペレーションモデルを構築。また、カスタマーサクセス領域にありがちな属人化や目的不明瞭なKPI設定を排し、“成長に直結する活動”にフォーカスした組織設計とマネジメント体制を支援します。

対応可能製品カテゴリ

  • CRM/SFA
  • マーケティングオートメーション(MA)
  • ABM(アカウントベースマーケティング)ツール
  • デジタルアナリティクス&ウェブトラッキング
  • セールスエンゲージメントソフトウェア
  • フォーキャスト&パイプラインマネジメント
  • セールスイネーブルメントツール
  • カスタマーサクセスマネジメント
  • コミュニケーション&コラボレーションツール
  • フィードバック&アンケートツール
  • プロジェクトマネジメント&ワークフローツール
  • デジタルプレゼンス管理
  • Generative AI ソフトウェア
  • クラウドデータウェアハウス

エンハンプが選ばれる理由

グローバル標準のRevOps構築フレームワーク

エンハンプは、グローバルで実践されているベストプラクティスに基づき、戦略とテクノロジーを融合させたRevOps構築を支援します。最新のツールと技術を駆使し、再現性と拡張性のあるオペレーションモデルを提供します。

高度なレベニューオペレーション・プレイブックの構築支援

エンハンプの専門チームは、外資系クラウドサービス企業での豊富な実務経験を活かし、60〜100ページ規模の包括的なプレイブックを最短3ヶ月で作成。データ統合、クラウドツールの活用、プロセス最適化といった要素を網羅し、レベニュー組織全体の活動を迅速かつ効果的に推進するための実践的な指針を提供します。

外資系クラウド企業出身の専門家によるサポート

当社のコンサルタントは、外資系クラウドサービス企業で培った深い知見を有し、クラウドツールの設計から運用、API統合までを一気通貫で支援します。業務とシステムの間をシームレスにつなぐことで、最適なオペレーションとテクノロジースタックを実現します。

日本初のRevOps専門書を出版した確かな知見

エンハンプは、日本で初めてRevOpsに関する専門書(*翔泳社調べ)を出版した実績を持ちます。国内外の知見を体系化したこの書籍を基盤に、企業の実情に即したRevOps構築をリードし、競争優位の確立を支援します。『レベニューオペレーション(RevOps)の教科書 ─ 部門間のデータ連携を図り収益を最大化する米国発の新常識』(MarkeZine BOOKS)